7年前の出来事

あの頃の私は
3歳になる長女と
こどものことをよくみてくれるだんな様と
それから生まれてきた長男と
平和で穏やかな日々を送っていました

そして
そういう日が当たり前だと
その毎日が幸せだと特に実感することもなく
ただただ普通に日々を送っていたのです

長男をベビーバスで沐浴させている主人..
私は
洗面所の鏡ごしにその様子を何気なく
見守っていました
が・・

あれ？
何かがおかしい

長男の頭を支え両耳をふさぎ、長男を洗っている主人が
長男の方を見ていない

生まれたばかりの赤ちゃんから沐浴中に目を離す、
ましてや、視線は全く違う主人自信の後ろの方へ
向けている、主人は頭ごと後ろを向いています

私は
鏡ごしではあったものの、その異様さに気付き
ベビーバスに目をやると
主人の手は長男から離れ
長男はベビーバスの中へ沈んでいく途中でした

え？は？どういうこと！？
私は慌ててお風呂場へ走り
長男をお湯の中からすくいあげました

その時は
裸の長男を抱き抱えて
ただただカダカダと震えたことを

今
思い出しました